月別アーカイブ: 2019年7月

KANHAM DX Forum 2019

第24回関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM 2019)において、DXフォーラムが主催および協賛するイベントをお知らせいたします。

例年DXフォーラムを開催している池田市立カルチャープラザ 1F多目的ホール(150名)が、今年は第25回参議院議員通常選挙の投票所として使用されるため利用が出来ません.そのため、池田市民文化会館 中会議室(49名)および小会議室(16名)で開催いたします。毎年、100名程度のご来場者がいらっしゃいますので、今年は立ち見が予想されます。ご不便をおかけいたしますがご了承くださいますようお願い申し上げます。

今年も暑い天候が予想されます。熱射病等お体には十二分にお気をつけてご来場ください。皆さまとお会い出来ることを幹事一同楽しみにしております。

KANHAM DX Forum 幹事会
JA3CZY 三浦・JG3QZN 田中・JH3PAS 市川・JJ3PRT 青木・JN3IWQ 高・JN3VQM 中村

<基調講演>

2019年7月20日(土)15:30〜17:00 池田市民文化会館 中2階 中会議室

アマチュア無線を通して世界を見る 2019
― Radio for Peace ―

JH4RHF/OE1ZKC
田中純一(たなかじゅんいち)

1964年山口県生まれ。理学博士。大阪大学在学中はJA3YKCのメンバーとして名を轟かせた。50を優に超えるDXペディションでのオペレート、数々のDXコンテストでの活躍、今日、困難なDXペディションが計画されるとファースト・コールがかかる世界屈指のオペレーターである。世界で最も有名な日本人アマチュア無線家といっても過言ではない。2005年にIAEA(国際原⼦⼒機関)がノーベル平和賞を受賞した際の職員の1人でもある。

2014年の関西ハムシンポジウムのDXフォーラムで行われた『アマチュア無線を通して世界を見る: Radio for Peace』と題された田中さんの講演は、会場に連れられて来ていた幼い子供たちまでも釘付けとなる大変エキサイティングで夢のあるものでした。

あれから5年、田中さんのお話を聞きたいというリクエストを沢山いただいておりましたが、ようやく実現することとなりました。

無人島、紛争地など数々の厳しいDXペディションを経験していた田中さんが、「死ぬかも知れない。」と覚悟を決めたVP8(サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島)での体験談、今年参加を予定されているDXCC50周年記念として行われるOJ0(マーケット島)DXペディション、田中さんがコールサインを取得されたと話題になっている1L(リベルランド自由共和国)のDXペディションなどなど、時間が許す限りお話しいただきます。

今回も会場を湧かせてくれることでしょう。

ご注意とお願い:例年DXフォーラムを開催している池田市立カルチャープラザ多目的ホール(150名)が、今年は第25回参議院議員通常選挙で利用出来ないため、池田市民文化会館中会議室(49名)で開催いたします。毎年、100名程度のご来場者がいらっしゃいますので、今年は立ち見が予想されます。ご不便をおかけいたしますがご了承くださいますようお願い申し上げます。

<ポスター・セッション>

2019年7月20日(土)10:30〜14:30 池田市民文化会館 中2階 小会議室2

HAM RADIO 2019 レポート
― ヨーロッパ最大のハムフェアにJARLが初出展 ―

JA4DND/ex-JH3DAE
松浦博美(まつうらひろみ)

1948年島根生れ。1965年開局。JA CQ誌「DX World: Low-Band DXing」担当編者。ARRL DXCC Honor Roll。主なDXペディション歴:スプラトリー諸島(DX0JP、9M0F)、アンギラ(VP2END)、セント・マーチン島(FS/JA4DND)、パラオ共和国(T88ND)、グアム(KH2/JA4DND)、マリアナ諸島(KH0/JA4DND)、東マレーシア(9M6/JA4DND)、アンドラ公国(C37AC)など。主なパイロット局歴:XR0Y(イースター島)。

2019年6月21〜23日の3日間、ドイツのフリードリヒスハーフェンで開かれたHAM RADIO 2019にJARLが初めて公式出展しました(過去、JARL東海地方の有志による出展はありましたが連盟としては初)。HAM RADIOは、近年、世界のアマチュア無線フェスティバルの中で最も注目されているものです。

例年、HAM RADIOに参加されている松浦さんですが、今年はJARLブースの担当者の1人としても参加されました。

約670名の方がJARLブースを訪れ、松浦さん達のJAの海外向けバンドプランなどの説明に耳を傾け、さまざまなご意見をいただいたそうです。こういった地道な活動を行うことで海外のハムがJAの事情を考慮した運用をしてくれることにつながります。

今回は現地で仕入れていただいたホットな情報と、帰途行われたアンドラ公国DXペディションについてレポートしていただきます。HAM RADIOに行きたいと思われている方、ぜひお立ち寄りください。HAM RADIO 2020は2020年6月26〜28日に開催されます。

ご注意とお願い:発表はポスター・セッション形式を予定しております。松浦さんが席を離れていらっしゃる場合もありますので、その時はあらためてお立ち寄りください。

<DXフォーラム協賛講演:情報教育とアマチュア無線>

2019年7月21日(日) 15:00〜16:30 池田市民文化会館 1階 小ホール

情報教育とプログラミング学習そして社会との繋がり
― 情報教育の現場からアマチュア無線に期待していること ―

奈良教育大学・奈良女子大学 非常勤講師
竹中章勝(たけなかあきまさ)

1986年アマチュア無線局JO3CEKを開局。自動車工業専門学校教員、高等学校情報科教員を経て、現在、大学非常勤講師および教育委員会情報教育アドバイザーや小中高等学校で『教育の情報化』『プログラミング教育』などの教員研修などを行う。2003年よりネパールの学校教育支援活用およびネパールと日本の児童生徒の交流活動を支援している。著書に高等学校検定教科書『アルゴリズムとプログラム』(共著)等がある。

2003年から日本の高等学校では『情報科』が必履修教科となり、普通科のみならず工業科や農業科なども含め全ての高校生が学んでいます。また2020年から始まる新しい学習指導要領では小学校からプログラミングに関する学びが取り入れられることになっており、政府はAI人材育成を含めた情報分野の取り組みを進める方針を示しています。

それに伴い、プログラミング教育に関する話題がメディアでも大きく取り上げられるとともに、子ども向けのプログラミング学習に関する書籍が多く発売されておりロボット教材なども多くの種類が販売され、注目を集めています。

いわゆるパソコンだけでアプリケーションを作成するプログラミングのみならず、ドローンの制御や、ワンボードマイコンやセンサーボードなど電子回路を活用したSTEM教育も注目されています。

本講演では,小中高等学校における情報教育の現状、これからのプログラミング学習と電子制御機器や無線技術の活用などの教育の現状とこれからの教育における課題についてお話しいたします。

主催者から皆さまへ:次世代を担う世代にアマチュア無線がどのようにかかわれるのか、何を期待されているのか、情報教育の現場で活躍されている竹中先生の講演を通して考えてみませんか?アマチュア無線、情報教育にかかわらず次世代の人材育成にご興味のある方にぜひ聴いていただきたい講演です。 60分の講演、30分の質疑応答を予定しております。

<抄録>

各セッションの抄録をPDFでダウンロードしていただけます。田中さんの基調講演、竹中さんの講演はアマチュア無線をやっていない中高校生でも楽しめる内容となっています。ぜひ、お近くの若い世代の方にもお声掛けください。

  1. 田中純一. “アマチュア無線を通して世界を見る 2019: Radio for Peace”.
  2. 松浦博美. “HAM RADIO 2019 レポート: ヨーロッパ最大のハムフェアにJARLが初出展”.
  3. 竹中章勝. “情報教育とプログラミング学習そして社会との繋がり: 情報教育の現場からアマチュア無線に期待していること”.
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